10月15日 葦嶽山（815m）

今月の“山の日”は庄原市の「日本ピラミッド」、葦嶽山(815m)。他県の方はご存知ないかも。広島県内では有名なお山で、近くを車で走っていると、あちこちの道路標識に「日本ピラミッド」と案内されています。「どの方向から見ても、それと分かる三角形の山。神武天皇が東征の時に立ち寄った山。昭和９年に専門家が調査して“世界最古のピラミッド、北側にある鬼叫山は拝殿”と発表した山」など、興味をそそられ、一度は登りたくなりますよね。

そんな８名により、10時頃、灰原登山口から登り始めたら雨がポツポツ、葦嶽山山頂に着く頃にはカッパを着ないと凌げない本降りに。山頂ではガスが懸かって殆ど眺望なし。鬼叫山側へ下りて、ピラミッドの証拠ともされた巨石群（ドルメン石、獅子岩、鏡岩、神武岩等）を見て回りました。鬼叫山山頂は、登山道に熊笹が伸びて危ないので断念。北風の吹き抜ける寒い鞍部の東屋で昼食後、葦嶽山へ戻る坂が余りに急なので、計画外で本格登山ルートの野谷口へ下山。鞍部から暫く谷沿いの急な下り坂でしたが、その後は色々と変化があり、面白いルートでした。下山した野谷口に車を停めなかったので、灰原口までとぼとぼと30分は掛かるだろうなと県道を登っていたら、ご親切な地元の農家の方が軽トラで灰原口まで乗せて行ってくださいました。山中は雨に降られて肌寒かったけど、下山後に思わず人の暖かさに触れられた、そんな思い出深い登山になりました。心から感謝です。